歌舞伎のかつら職人の娘だった吉野みち代(谷ナオミ)は、幼い頃から伝統的な世界に育ち古風な女であった。みち代は、江戸千代紙人形師の後妻となったが、半年で夫と死別する。義理の娘たか子(北川たか子)と二人きりで暮らして、もう十年になっていた。その間、みち代はかたくなに貞操を守り通し、ひたすら紙人形を作って生計を立ててきた。一方、大学生のたか子は現代的でドライな娘に育ち、カメラを手に飛びまわっていた。たか子は何かと母のみち代に、女としてのライバル心を燃やすようになっていた。
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